新型コロナウイルスの妊婦・胎児への影響は？
みなさんこんにちは。
サクラです。
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言も発令され、日本は大混乱に陥ってます。会社が倒産したり、雇用を切られ途方にくれたりしている人がいる中、どうやら日本でも妊婦さんが新型コロナウイルス（以下コロナ）に感染したという情報がありました。
妊婦さんは免疫力が特に落ちているので病気になりやすいです。また、情報も少ないため胎児への影響もまだまだ分からないことが多いです。
そこで、国や日本産婦人科学会が発信している情報をまとめてみましたので、妊婦さんやその家族の方には特に見てほしい内容となっております。
妊婦がコロナにかかったら
まず、妊婦がコロナに感染したからといって、確実に重症化するというわけではありません。通常の人と同じ程度か、少し軽い程度であると言われています。
しかし、妊娠後期はただでさえ内蔵が圧迫され苦しい状態であるのにそこに肺炎が加わればとても苦しい思いをすることは間違いありません。
また、免疫力が落ちている妊婦はコロナに罹患しやすいと思われがちですが、今回のウイルスは新型であるため、ほとんどの人には免疫がないので誰に対しても感染しやすいといえます。
そのため、妊婦だからといってかなり高い確率で感染する、ということではありません。
また、現在「東京脱出」「コロナ疎開」のような言葉がSNS上でよく見られますが、これは感染を広げる行為と同じです。慌てず、急な帰省分娩をしないようにしましょう。
胎児への影響
現在、胎児への奇形などの報告はありませんが、まだ油断できません。しかしながら、母体から胎児へ垂直感染する可能性もある、とされています。
さらに、感染したからといって流・早産、死産を引き起こすという情報もありません。
また、今回の新型コロナに対して有効かもしれないとされている薬は妊婦は服用できません。
妊婦健診・出産形態
健診時のパートナーなどの同席、立ち合い出産、面会などを厳しく制限している医療機関が増えています。
妊婦健診
健診の回数を減らす、延長するなどの措置がとられているところもあります。また、エコーの回数を減らしたり、パートナーの同席を断るケースもあるようです。
そのあたりは、主治医の意見に従いましょう。
出産
現在、多くの医療機関が面会禁止となっており、私の分娩予定の医療機関も、急を要さない面会は禁止となっています。
また、立ち合い出産もできない所が多くなってきております。中には、旦那さんのみの立ち合いが許されているところもあるので、直接主治医や助産師に確認してください。
コロナ罹患者の出産
コロナは肺炎です。自然分娩の場合、長時間陣痛に耐えるため体力をかなり消費します。そのうえ肺炎を患っている場合、胎児のみならず母体まで命の危険にさらされる可能性が高いので、帝王切開を選択する可能性が極めて高いそうです。
さらに、産んだ子供と自分が陰性になるまではトイレ、シャワーなどが付いた個室から一歩も出られず、子供との面会や授乳もできないそうです。つらいですね…。
予防策
一番は、外に出ないことです。
また、外出時は気休め程度ですがマスクを着用し、手洗いうがい、アルコール消毒を徹底しましょう。
私の地域のように、妊婦にマスクを配布しているところもあるので確認しましょう。
さらに、できることなら仕事は休職することを強くおすすめします。嫌なことを言う上司もいるかもしれませんが、いま、子供の命を守れるのは紛れもなく母親です。大変かもしれませんが、仕事はセーブしたほうがいいです。
とにかく、ママ友ランチやビュッフェ、花見などの集会を避け、家で過ごすことが最大予防策です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私も現在、妊娠31週、来週から9か月に入りますがとても不安です。今のところ地元でも感染はありませんが、つい先日、近くのゴルフ場をコロナ罹患者が使用していたという情報を見て怖くて仕方ありません。
しっかり手洗いうがい、アルコール消毒で予防していきたいと思っています。
また、今回の記事の元になった日本産婦人科学会のHPを載せておくので時間のあるかたはぜひ、ご覧ください。
http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=10
