切迫流産の原因や兆候は?症状や安静度・流産の種類や違いについても
こんにちは。
サクラです。
今回は、流産についてのお話です。
妊娠が発覚すると、まず一番最初に不安になるのが流産の心配です。一番聞く言葉の切迫流産と流産は、名前こそ似ていますが実際は定義が違うのでその点についても詳しく書いていこうと思います。
また、兆候や、切迫流産になった場合の安静度についても解説していくのでぜひお付き合いください。
流産の種類
流産とは胎内の赤ちゃんが外へ出てしまったことをさします。さらに流産の中にも種類があります。
また、定義としては、22週未満までのものをさします。22週以降は、早産です。
- 稽留流産
- 化学流産
- 習慣流産
- 感染流産
- 人口流産
- 自然流産
- 切迫流産
- 進行流産
- 完全流産
- 負完全流産
以上のものが流産の種類です。この中で、まだ胎児が生きている可能性があるのが切迫流産です。要は、「流産をしかけている状態」であって、まだ助かる余地はあるのです。
他のものであると、稽留流産は胎児がある程度成長しますが、心拍を確認できることなく死亡してしまっている状態です。
また、化学流産は妊娠検査薬で陽性が出たにも関わらず胎嚢が確認できなかった場合に使われることが多いです。つまり、受精したが着床がうまく行われなかった、ということです。
このように、流産といってもこんなにたくさんの種類がありますが、妊娠を継続できる可能性が高いのが切迫流産です。
切迫流産
先ほど説明した通り、流産しかけている状態なのでまだ助かる見込みはありますが、12週までの切迫流産には有効な薬もなく、安静にしていても流産につながる可能性もあります。
というのも、12週までの流産の原因のほとんどは胎児の染色体異常などにあるため、いくら母体が頑張ったところで、残酷ではありますがその子は生きていけない運命だったと言わざるを得ません。
12週以降ですと、胎児の原因以外にも、母体の感染症やその他の病気も疑われてきますのでいろいろな処置をとることとなります。
しかし、何よりも安静にしておくことが妊娠を継続させる条件とも言えます。
原因や兆候はあるのか
兆候
ほとんどの場合、出血(不正出血)で異変を感じるパターンが多いです。例えば、突然の腹痛や茶オリ(茶色のおりもの)、鮮血でびっくりするなどです。
その他にも、つらかったつわりがいきなりなくなった、基礎体温が下がったなども兆候の一つとして挙げられます。
- 出血(茶オリや鮮血)
- 腹痛
- つわりが急になくなった
- 基礎体温が下がった
- 破水のようなものがあった
とにかく、異変を感じたらすぐに病院に連絡をしましょう。
私が妊娠確認のために受診したクリニックでは、妊婦さん全員に先生の携帯電話の番号が渡され、時間外であれば先生に直接連絡をするという方法がとられました。
実際、茶オリと腹痛があったので、前回死産したこともあり神経質になって先生に電話しましたが、電話越しでも的確な指示をしてくださり、安心できました。
そういった制度があるかどうかも、クリニック選びでは重要なポイントとなります。
原因
先ほど少し触れましたが、12週までの流産では胎児の染色体異常がほとんどです。受精卵の時から、その運命が決まっていた、ということです。
自分のせいで流産したと嘆く方もいらっしゃいますが、胎児に問題があったが故の流産であるため、自分を責めないでくださいね。
また、母体側の原因としては仕事のしすぎなどもありますが、主に病気である場合が多いです。
例えば、私が実際に経験したように子宮頸管無力症を発症したり、細菌感染によって陣痛が始まったり、胎盤が剥離したりと様々です。
こういった病気などは、前回順調にお産までいけた経産婦さんでも、次の妊娠で発症してしまう、ということもあるので誰もが初めての体験になることが多いです。
早産なら、現在の医療で救うことはできても、流産であればだめなことが多いです。私が流産したのも、21週6日だったので、22週に満たず、後期流産となりました。もうこの頃には赤ちゃんらしいからだつきで、指も一本一本できていて、顔もできていて・・・とてもつらいお産でした。
このような人が少しでも減ることを願い、自己判断は絶対にしないでください。また、不安ならいくつかの医療機関をまわるのもありです。
切迫流産診断が出た場合の安静度
時と場合にもよりますが、12週以降であれば仕事を休み、基本的に一日中横になってトイレとシャワー以外では立ち上がらないようにしましょう。
また、家事も家族へお願いし、とにかく休んでください。
12週未満の場合、防ぎようのない場合がほとんどですので、できるだけ無理をせずに通常の生活を送ってください。可能であるなら、自宅安静が一番です。実際に私が7週の時に先生に言われたことです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
流産といっても、様々な言葉があり、意味も全然違ってくるのです。
いま、お腹の中の赤ちゃんを守ることができるのは紛れもなくお母さん本人です。
切迫流産の兆候や、診断が出た場合は、可能な限り体を安静にし、小さな命が頑張ってくれているのを信じてあげましょう。